2016年9月30日放送

渡りガニの甲羅焼き

(2,700円~)

古い街並残る細工町の和食の店「和久田.」ヘ。
逸品は「渡りガニの甲羅焼き」。秋から冬ウマ味が増すメスの渡りガニの身をカニ味噌も含め全てほぐしたものを、焼き上げるという手問ヒマかけた贅沢な料理。カニの濃厚な味に負けない深い味わいの「待宵」をロックで。

加藤清正公が熊本城築城の際につくった城下町が古町新町地区です。西南戦争の時に焼け野原となったものの、明治大正と掘である坪井川沿いに昔ながらの町割りで、商家が建てられて、熊本市内でも城下町らしい風情が残されています。
「やはり城下町に店を構えたかったんで、西銀座通りでやっていた店をここに移しました」と語る和久田さん。「街中の常連さんも、店に車を停められるようになったから逆に助かる」とおっしゃってくれます。
東京や熊本の有名料亭で修行した和久田さんが出した今夜の逸品は「渡りガニの甲羅焼き」。
カニの身を足の一つ一つからほぐしたものに、特製のマヨネーズをあえて焼き上げた、カニのウマ味だけが凝縮された料理です。
「カニを食べる時は、みんな身をほぐすのに一生懸命で、無口になりますからね。
これなら、みんなとお喋りしながら、カニを味わえますよ!」と中原さん。
ひと口食べて「コレはウマ味が濃厚ですね!」と唸っていました。
「特に秋にとれる天草の渡りガニのメスは、小味が効いていて最高です」と和久田さん。
「ウマ味が増す秋の料理には、深い味わいの待宵がよく合います」とゆっくり杯を傾ける中原さんでした。

和食・郷土料理 和久田.(わくだ)

住所
熊本市中央区細工町1-38-1
TEL
096-312-0888
営業時間
11時半~14時 17時半~22時
定休日
日曜定休