2023年7月14日放送

おまかせ

(1人前:8貫 4,400円~)

銀ダラ西京焼

(1,320円)

呉服町の電停の側、100年以上の歴史ある寿司店「魚よし」
大将おまかせの握りを肴に「しろ」ロックを傾ける。イカにトロを味わい、アナゴに舌鼓を打つ。旬のキスの昆布巻きが絶品。老舗4代目との話も弾み、もう一品「銀ダラ西京焼」を。寿司店カウンターでの贅沢なひと時が過ぎていく。

新町で初代が創業し、呉服町に移ってから100年の歴史がある熊本の老舗中の老舗「魚よし」さんでの味わいの刻。
広く明るいここ本店は、熊本地震で全壊したものを2年後に再建したもの。熊本地震後は花岡山の「魚嘉別荘」で営業。「常連のお客さまに助けられて、また同じ場所で店を再開できました」とお客様への感謝を語る4代目の大将。
まずは出会いの乾杯を定番の「しろ」ロックで。今回は大将おまかせ握りからいただきます。
毎朝、田崎市場で新鮮なネタを仕入れている大将、最初はヤリイカから。
見事な飾り切りが施されたヤリイカに見惚れる中原さん。「常々ボクは料理人って芸術家だと思ってますけど、いやあ大将の握りは見事!」続くトロも美しく口の中でとろけるおいしさ。
こちら「魚よし」さんはファミリー客が多く、お子さんもウェルカムなお店だとか。
「こんな贅沢な寿司を小さい頃から食べてると、とんでもなく舌が肥えますよ」
お子さまトークから、話題は大将の子ども時代へ。
4代目は兄弟の中でただ一人、子供の頃から極上のネタの刺身を食べさせられていたそうで、まさに老舗ならではの英才教育!「贅沢な物ばかり食べてたおかげで若い頃から痛風です!」
少し炙ったアナゴが、程よい柔らかさと味わいの深さで、中原さんの「しろ」も進みます。
旬のキスを昆布巻きにした握りは、美しい飴色で、これまた絶品!
「お酒のアテで寿司をチビチビとつまんで、ゆっくり楽しんでほしいですね。」と大将と中原さんのお話も弾みます。
「しろ」のアテにもう一品出されたのが「銀ダラの西京焼」。
「香りがまず良いですね。この脂がまたウマい!」「ちゃんとした京都の西京味噌じゃないとこの香りと甘さが出ないんですよ」
熊本地震から復興し100年の歴史を繋いでいる「魚よし」さん。大将の「食」への想いがしっかりと伝わってくる「味わいの刻」でした。

※番組はTKU公式YouTubeで配信中
以前の放送を見逃された方も是非ご覧ください。
TKU公式YouTube | 味わいの刻

寿司・割烹 魚よし

住所
熊本市中央区呉服町2-22
TEL
096-352-4062
営業時間
11時半〜13時半、17時半〜21時半
定休日
水曜・第4火曜定休